当院のマウスピース型矯正装置(インビザライン)の特徴
1. 技術力&スタッフワーク
当院では2015年よりマウスピース型矯正(インビザライン)を中心にした治療に取り組んでおり、院長の久保田のみならず、衛生士、カウンセラー、受付のスタッフ一同がインビザラインによる治療のワークフローを熟知しております。
2. 学会・セミナーでの発表・技術研鑽
2015年11月より東北インビザライン研究会を発足させ、セミナーを主催。同時に国内外のセミナーに参加し、症例発表をするとともに積極的に意見交換、技術研鑽に努めております。
3. セミナー講師(ファカルティドクター)
インビザライン治療に取り組まれる歯科医師の技術力向上のために、インビザライン・ジャパン社から要請を受け、オフィシャルクリニカルスピーカー(ファカルティドクター)として、講師を務めております。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)
ワイヤーによる矯正治療ではなく取り外し可能な透明なマウスピースを用いて歯並びを整える新しい矯正治療です。
金属製のワイヤーを使用しないため金属アレルギーの心配もありませんし、矯正装置も目立ちません。
また、矯正治療期間中も普段と同じように食事や会話ができ、しゃべりやすく、痛みがとても小さいと言われています。
世界においては、2021年5月時点では1000万症例を超え一年間で約100万人近くの患者様が同装置で矯正治療を行っており、標準的な矯正装置の一つです。
このような方におすすめしています
ワイヤーが嫌で今まで治療できなかった方
見た目が気になるワイヤー矯正は、特に10代のお子様にとってはたいへんなコンプレックスになる恐れがあります。
矯正治療を受けているのを他人に気づかれたくない
透明な材質であるため、実際に付けていてもほとんど気付かれることなく矯正することができます。
矯正治療中も食べたい物を食べたい
食事されるときなど、いつでもどこでも簡単に取り外すことが出来るのも大きな特徴です。
痛みの少ない治療を受けたい
勉強や仕事に集中する上でも、痛みは極力少なく矯正治療を受けられるのも大きな特徴です。
できるだけ医院に来院する回数を減らしたい
従来のワイヤー矯正治療に比べ、来院回数は半分です。(約2ヶ月に1度、治療の進行度合いによっては※3ヶ月~4ヶ月に1度)
※遠隔診療システム「インビザライン・バーチャルケア」を利用される場合となります。就活に合わせて目立たない装置で治療を受けたい方
透明なマウスピースによる矯正ですので、ほとんど気付かれることもなく、もしもの時は簡単に外すこともできます。
留学や大切な記念日のために
矯正治療をお急ぎの方へのご提案としてマウスピース矯正治療に近赤外線を使った光矯正補助装置を併用することで、歯の動きを促進させることができます。
マウスピース型矯正装置の特徴
矯正治療といえば、歯に矯正器具やワイヤーをつけておこなうのが一般的ですが、ワイヤーの違和感や見た目が気になるなど、患者様の色々な悩みがあります。
それを解決するのがマウスピース型矯正装置です。取り外しのできる透明なマウスピースで歯並びを治します。透明で目立たないので、人目を気にせずにすむのです。 矯正器具やワイヤーを使用する方法とは違い、マウスピース型矯正装置は装着していても外見上はほとんどわかりません。特に「自分で取り外しができる」事が特徴で、食事も歯磨きもいつも通りできます。
世界中ですでに1000万症例を超えており、年々増加を続けております。
メリット
- 見えない・目立たない
- 取り外しができて衛生的
- 痛みが軽くて快適
- ワイヤーに比べて虫歯になりにくい
- 実際の治療前に3Dシミュレーションで治療後の歯並びを見られる
- 通院回数が少ない
デメリット
- 患者様の協力度に治療結果が左右される
- 治療期間がワイヤーより若干長め
- 一時的にワイヤーを用いなければならないことがある
患者様のニーズに合わせた
多様なシミュレーションプラン(選択肢)のご提示
当院では精密検査後の診断結果と患者様からのご要望を反映したシミュレーションプランをご提示しております。
その際には、抜歯した場合と抜歯をしなかった場合といった複数のシミュレーションプランをご提示させていただき、それぞれのプランにおけるメリット・デメリットをご説明しております。
インビザライン治療の適応評価ガイドラインとは?
『技術習熟曲線/learning curve(ラーニング・カーブ)』
インビザラインを使用したマウスピース矯正治療においては、インビザライン・ジャパン社が歯科医師の症状に対する経験値や技術力に応じて、段階的に難しい症例を手掛けるようにと推奨しているlearning curve(ラーニング・カーブ/技術習熟曲線)というものがございます。
仙台市のくぼた矯正歯科クリニックではでこれまでに軽度から重度を含めさまざまな症状・症例を治療してまいりました。
- 軽度の症状
- 空隙歯列および叢生
- 歯列矯正後の後戻り
- 歯列弓拡大
- 中等度の症状
- 過蓋咬合
- 過度の空隙歯列
- 下顎切歯の抜歯
- 円錐歯の回転
- クラスⅡの遠心移動
- 臼歯部交差咬合
- 開咬
- 臼歯のアップライト
- 重度の症状
- 過度の過蓋咬合
- 重度の叢生
- 小臼歯抜歯
- 歯体移動
従来の矯正との比較
マウスピース型矯正装置 | ワイヤー矯正 | |
---|---|---|
治療方法 | 取り外し式の透明なマウスピースを約10日ごとに交換して歯を移動します。来院は1~3ヶ月に一回程度です。チェアタイムは30分程度です。 | 固定式の装置を歯に接着します。ワイヤーの調整を3~4週間に一回来院して頂きおこないます。チェアタイムは1時間程度です。 |
見た目 | 透明なマウスピースによる治療のため、装置をつけていることがほとんど分かりません。 | 表側に付けるボタン(ブラケット)やワイヤーはできる限り歯の色に近いものを使用しますが、装置が若干目立ちます。 |
使用感 | 表面が滑らかなマウスピースなので違和感の小さい装置です。簡単に取り外しができ、お子さまでも扱いやすい装置ですが、ご自身で着脱をおこなって頂くため患者様の協力が重要になります。 | 歯に接着したブラケットやワイヤーが頬に触れるため、違和感を感じやすい治療法です。固定式の装置なので、装置を着脱して頂く必要ありませんが、装置が入ったままブラッシングをおこなうため歯磨きが難しくなります。 |
身体への影響 | マウスピース1個あたりの歯の移動量が正確に計算されており、小さい力で移動予定の歯だけを動かすため、痛みが小さいと言われています。 | ワイヤーを用いて比較的強い力で歯を移動し、歯並び全体が移動するため強い痛みが起こることがあります。移動速度はマウスピースに比べると速いため、治療期間が短くなることというメリットがあります。 |
生活への影響 | 目立たない装置のため、学校でも友達の目を気にせず歯並びの治療ができます。 来院回数が少ないので、クラブや習い事に時間を確保しやすいです。 楽器を吹く場合にも装置が邪魔になりません。 急患で来院することもほとんどありません。 | 稀に友達に装置を指摘されてストレスを感じることがあります。 一部の楽器で演奏する際に障害となることがあります。 装置が脱落したり、ワイヤーが刺さったりして急患で来院しなければならないことがあります。 |
治療の進行 | 歯の移動量は一個のマウスピースで最大0.25mmに精密にコントロールされるため、強い力がかかりにくいです。 成長を利用して、顎の大きさを大きくしながら、永久歯の萌出スペースを確保していくことができます。 | ワイヤーの弾性力を用いて歯の移動をおこない歯の移動速度は比較的速いが、歯の移動量を細かく設定することはできません。歯の根っこにに強い負荷がかかり歯根が短くなることがあります。 |
インビザラインは、
マウスピースを1日20時間以上
約1週間~10日ごとに交換しながら
連続して装着し歯列矯正をおこないます
インビザラインのお約束
- 1日20時間以上マウスピースを装着し、交換日数は担当医の指示に従ってください。
- 食事やブラッシングをする時はマウスピースは外します。
- マウスピースの交換は夕食後におこなってください。
- 新しいマウスピースを装着すると、その度に歯に違和感やお痛みが2~3日間出ることがあります
- マウスピースの適合性や歯の動きを助ける目的で、歯面に「アタッチメント」という歯と同じ色の突起をつけます。
また、咬み合わせの調節にエラスティックゴムを用いる場合があります。 - 歯を動かすためのスペースを作る目的で、歯を削る可能性があります。
- 部分的にワイヤーを装着する可能性があります。
- マウスピースのお手入れは、ハブラシで磨き(歯磨剤不可)、専用のマウスピース洗浄剤を使用し清潔に保ちます。
治療の進め方
1.無料相談 所要時間:1時間
マウスピース型矯正装置インビザライン(薬機法対象外)での矯正ができるか確認するため、患者様の歯並びの状態を診察させていただき、治療方針をご提案いたします。
治療にかかる費用、歯を動かすのに必要な期間、治療の利点・欠点など治療の概要を説明いたします。2.精密検査 所要時間:45分
治療前の状態を評価するため、レントゲン撮影や口腔内およびお顔の写真撮影など様々な検査をおこないいます。 所用時間は約45分です。
3.治療計画のご案内 所要時間:45分
検査結果から導き出された治療前の問題点を説明し、問題点を改善するための矯正治療の詳細について説明いたします。
4.歯並びの精密検査 所要時間:10分
高精度光学3Dスキャナー「iTero」による口内のスキャンニングをおこないます。
5.マウスピースの制作
最初に治療後のシミュレーションを製作いたします、製作には約1か月程度の期間が必要です。
シミュレーション完成後、再度歯の移動様式および治療期間などインビザライン治療の詳細を説明いたします。説明に納得していただいた後にマウスピースの製作を開始します。マウスピースの製作には約10日かかります。6.治療開始
マウスピースを装着し、歯の移動を開始します。マウスピース単独で歯の移動をおこなう場合と、補助的に上下顎の間にゴムをかけていただく場合があります。
また、治療が進むに従い、歯の表面に「アタッチメント」という突起を接着し、歯の移動がより正確に進むよう調整します。
マウスピースは1週間~10日ごとに交換します。7.定期チェック 2ヶ月に1度
マウスピースの使用状況や歯の移動様式などにより来院間隔は患者様ごとに異なりますが、歯を移動している期間は通常約2か月に一度程度の来院になります。
予定通りに移動していない場合には、必要に応じて補助装置を歯に接着する場合もあります。8.全マウスピースの装着完了 装着完了後
シミュレーションに基づいた一連のマウスピースによる歯の移動が終了した段階で歯並びの再評価をおこないます。予定通り歯の移動が起こっていない場合には、理想的な歯並びを確立するために再度シミュレーションの製作・マウスピースの制作をおこない、理想的な状態になった後に歯の移動を終了します。
9.定期チェック・メンテナンス 2ヶ月に1度
歯の移動終了後、治療後の歯並びを維持するためのリテーナーを使います。
定期チェックでは歯並びだけではなく、お口の中の健康状態も確認いたします。
チェックをおこなうことで、理想的な状態を長期に渡り安定させていきます。
インビザライン(マウスピース矯正)治療費
- 基本施術料
- 715,000~1,045,000円 (税抜価格 650,000~950,000円)
- 相談料(カウンセリング)
- 無料
- 検査料
- 11,000円 (税抜価格 10,000円)
- 診断料
- 33,000円 (税抜価格 30,000円)
- 矯正中の定期検診料
- 無料
よくある質問
- インビザラインはどのクリニックで受診しても同じ治療結果となりますか?
同じ治療結果にはならないことが予想されます。
その理由といたしまして、端的に「計画の力、実行の力」がドクターの技量やスタッフワークに依拠しているからです。 昨今、インビザラインの治療のおいては、クリンチェックと呼ばれるシミュレーションソフトが使用されていることが広く知られるようになりましたが、このソフトウェアを通じて、どの患者様にも最適な治療計画が自動で生成されるわけではありません。 また、同時に、このシミュレーションソフト上には、顎関節の情報や、顎の骨の厚みの情報、患者様の歯がどの程度、マウスピースによる矯正力に反応するか?といった情報が数値として欠如しております。 不足する情報を勘案し、治療計画を練り直しながら、モニター上ではなく現実のお口の中で歯を動かしていかなければなりません。
シミュレーションソフトもマウスピースの樹脂素材も、どのクリニックでも等しく使用いたしますが、ドクターの技量が治療工程や治療結果において多く反映されてまいります。 これからインビザラインで治療をご検討の方のクリニック選定の理解の一助となれば幸いです。
- インビザラインで矯正治療できない症状はありますか?
- 以前はインビザラインでは治療が困難だと言われていた症状として小臼歯抜歯を伴う治療はなどが挙げられます。しかし、インビザラインによる治療の進歩に伴い、最近は抜歯矯正も日常的におこなわれるようになりインビザラインでは治療ができない症状は限られています。
外科手術を併用する矯正治療などは制度上、現状では治療をおこなうことができません。 - 歯を抜かないで治ると聞いたのですが?
- 矯正治療において歯を抜く必要があるかどうかは、治療方法によって決まるわけではなく、どのように歯を並べる必要があるかで決まります。 ですからインビザラインだと抜歯する必要がないということはありません。
- マウスピースはどのくらいの期間装着しますか?
- マウスピースの装着期間は歯の移動量の大小によって変わってきます。マウスピース1個での移動量には限界があるため一般論としては歯の移動が大きい治療ほど長くなる傾向があります。 また、奥歯を後方に移動して凸凹を改善する治療では同時に複数の歯を移動させることができないため必要なマウスピースが多くなります。
インビザラインによる治療でもワイヤーを用いた治療を同様に約2年程度の期間が一般的ですが、患者様の症状によって治療期間は異なるため一般論はあまりあてになりません。 - 通院回数はどれくらいでしょうか?
通常は1ヶ月に1回で十分です。マウスピース型矯正装置治療の場合では約2ヶ月に1回程度の通院で治療をおこなえます。
インビザライン・バーチャルケアという遠隔診療システムを利用することで、歯列の移動を詳細にモニタリングをし、必要のない来院を減らすことが可能です。
治療の進行度合いによっては3か月~4か月に一度の通院間隔に移行していくこともございます。通いやすいクリニック&
通院頻度を抑えた治療法をご提案マウスピース型矯正(インビザライン)では通院頻度を少なく、間隔を空けて治療を進めていくことが可能。
遠方からも多くご来院いただいております。※上記の図はワイヤー矯正と遠隔診療アプリ「インビザライン・バーチャルケア」を利用したマウスピース矯正の通院間隔を比較した際のイメージです。
症状や治療計画、マウスピース使用状況によって頻度がかわってまいります。- インビザラインでの治療は痛いですか?
- どのような治療方法で歯並びを治しても、歯の移動が起こる際には必ず痛みが発生します。ですからインビザラインで治療をおこなったから痛みがないということはありません。 ただ、インビザラインでは歯が移動するときに歯にかかる力が小さいため、ワイヤーを用いた治療に比べると痛みが小さいと言われています。
- インビザラインを使用している期間中の食べ物の制限はありますか?
- インビザラインは食事の際に取り外していただき、食後にまた装着して頂きます。ですから堅いモノを食べて装置が壊れるというトラブルがありません。基本的に食事の制限はありませんので治療中も普段通りに食事を摂って頂くことが可能です。