光加速矯正補助装置 PBM
近赤外線を併用した治療
近赤外線による光加速矯正補助装置

近赤外線を組織に照射する事により、矯正治療中に顎骨内の細胞の活性化を促す装置です。矯正治療における歯の動きは、歯根周囲の細胞が重要な役割を果たしていて、この付近の細胞を活性化させることで歯の移動を活発化させることができます。 この技術はフォトバイオモジュレーションと呼ばれ主に医療分野で骨治癒促進や疼痛緩和を目的として臨床応用されているものです。
マウスピース矯正治療に光加速矯正補助装置を併用すると
最短4日でマウスピースを交換することができます
(例)マウスピース60ピースを使用した場合の治療期間
マウスピースのみ
60ピース× 7日交換
=420日
(約1年2か月)マウスピース+光加速矯正補助装置
60ピース× 4日交換
=240日
(約8か月)
光加速矯正補助装置のメリット
- 歯の移動を促進させます
- 疼痛の緩和が期待できます
※光加速矯正補助装置を用いることで治療の正確性が上がったり仕上がりがキレイになる等の効果はありません。
基本の使い方

- アライナーを歯にはめた状態で装置を口腔内に装着します。
- 毎日1回、8分間(上顎4分・下顎4分)使用します。
- 好きな時間に、読書しながら等、装着できます。
- 必ずアライナーのフィッテイングを確認して次のステージに交換していきましょう。
インビザライン治療に光加速矯正補助装置を併用した患者様の治療
- 【主訴】
- 歯が咬み合わない・口唇が閉じられない
- 【抜歯】
- 上顎左右第一小臼歯
- 【治療費】
- 基本施術料:65万円~95万円(税別)
光加速矯正補助装置:65,000円(税別)
※治療費用は症状により異なります - 【矯正治療のリスク・副作用について】
- 光加速矯正補助装置は、患者様が装置を歯科医師の指示に従って使用することで効果が得られます。指示に従わない場合には、治療期間を短縮できない場合があります。 歯の移動速度が早いため、歯が失活したり、歯の移動に伴い歯に痛みを感じる場合があります。
治療前
治療開始前の側方から見た写真では、上顎の前歯が前突し、下顎の前歯と咬合していません。
この患者様は、上顎の左右小臼歯を1本ずつ抜歯したスペースを利用して、上顎前歯を内側に移動することで前歯の突出を改善する治療を行いました。治療開始3カ月後(光加速矯正補助装置を併用し1カ月)
上顎左右の小臼歯を抜歯したスペースが残っている状態です。 側面観の写真では、わずかに上顎前歯の前突が改善していますが、この段階ではまだ上下顎前歯は咬合していない状態です。
治療開始9カ月後
抜歯した上顎小臼歯のスペースも完全に閉鎖し、上顎前歯が内側に移動したことで上下顎前歯が咬合する状態になりました。
光加速矯正補助装置を使用した結果、60組のマウスピースを9ヶ月で使い終えることができました。
通常であれば1年半近くかかる治療をかなり短縮して進めることができました。
歯の移動様式
光加速矯正補助装置を使用して治療期間を短縮するためには、患者様に自己管理をして頂く必要があるのですが、治療期間を短縮する意味では非常に効果的です。お急ぎで歯並びを整えたい方には大変喜ばれております。お気軽にご相談ください。