Dr.ブログ

スマホって便利ですが実のところ必要じゃなかったりして・・

先週、青森の歯科医院さんにインビザライン症例のコンサルティングに行って参りました。初めて訪問する医院さんだったので駅ネットでしっかり新幹線を予約し、先方の先生に到着時間をお知らせし駅まで迎えにきて頂く予定で満を持して出発したつもりだったのにです。家を出て仙台駅方面に向かうバスに乗った直後に気がついたのですが、スマホを持ってませんでした・・・。時間配分を間違え悠長に食事をして、仙台どこバス情報で乗る予定のバスが接近しているのに焦って家を飛び出したのが失敗でした。

スマホを忘れるなんて年に1,2回あるかないかのことなにのに、よりによって遠方の出張の時に忘れるなんてまさかの大失敗。忘れ物を取りに戻って新幹線に乗り遅れると困るし、結局そのまま出張に向かいました。
動揺したせいか仙台駅でお土産のお菓子を買い忘れ、読みたかった本も買い忘れ。
出張先の駅で上手く先生と会えなかったらどうしようとドキドキして過ごしましたが、無事に最寄りの駅で先生に出会うことができました。

最近はなんでもIT器機に頼る生活になっているのでスマホはほぼ必需品です。ホリエモンじゃないですがスマホがあれば移動中にだっていろんな仕事をこなすことができます。画面が小さくて苦労しますがインビザラインの治療方針だって立てられるし、メールで医院にいるスタッフに仕事を指示することもでき、暇になれば音楽を聴きネットサーフィンを楽しみながらメッセージを送って後輩に暇つぶしに付き合ってもらうことも出来ます。要するに手持ちぶさたになると用事がなくてもスマホを触っていて一種の中毒と言っても良いのかもしれないです。

無事に出張先に着いてからも、大事な連絡が入っていたらどうしようと、とにかくいろんな心配をして一日を過ごしました。
さて、家について急な連絡等が入っていないか恐る恐るスマホをチェックしてみたところ・・・、全く重要な要件なんて入っておらず一日の心配はいったい何だったんでしょうね。
ひとは自分が思っているほど世界の中心ではないと良く言われますが、まさにそんな感じで誰も私に連絡を取る必要なんてなかったわけです。一日そわそわしながら過ごしたことが馬鹿らしくて。できれば器械に縛られない生活スタイルにしていきたいものです。

さて、初めて新幹線で八戸に行きましたが、八戸って思ったより近いんですね。
心理的には東京よりもずっと遠いところと錯覚してましたが新幹線で1時間ちょっとでビックリしました。
いつも新幹線の中ではスマホを片手に本を読みながらせわしない時間を過ごしているのですが、スマホも本も持ってないと時間が優雅に流れますね。窓の外の景色をみて、久しぶりに旅窓を楽しんだ気がします。
しかし、スマホを触らないと首と肩が楽ですね〜。自分の肩こりが実は診療じゃなくてスマホのせいであることを確信した青森出張でした。