インビザラインコラム

第7回 インビザラインは毎日どれくらいの時間使用すればよいですか?

1日平均20時間以上の使用を推奨

 

インビザライン治療のマウスピースは取り外しが可能な装置ですので、1日中24時間使用する訳ではありません。

基本的には食事や飲食の際にはマウスピースを外していただき、食後に歯磨きをしてからマウスピースを装着するのが理想的です。

実際にマウスピースを使っていただくと、しゃべりにくいと感じる方もいらっしゃいますし、食事以外の時間でも必要に応じて外していただくことが可能です。

私の場合、1日平均20時間以上の使用を患者様には推奨しています。

 

大事な発表があったり、場合によっては就職のための面談など、マウスピースは目立たないといってもそれをはずして過ごしたい時間がないわけではありません。

そのような場合にはマウスピースを外して過ごしていただき、大切な用事が終わったらマウスピースを装着していただくようにしております。

また、時には友人と食事に出かけられて楽しい時間を過ごしているうちに34時間があっという間に過ぎてしまうということもあるかもしれません。

その程度の時間であればマウスピースを外して過ごしていただくことはほぼ問題がありません。

あくまで平均20時間以上の使用を推奨していますので、用事がない日には頑張ってマウスピースを長時間使用していただくことで十分にリカバリーが可能です。

 

 

平均使用時間を守れないときは?

 

もし忙しい日が続いて平均20時間を使用できなかったらどうなるかとの質問をいただくことがあります。

そのような場合には、通常1週間〜10日使用していただく予定のマウスピースの使用期間を、2週間程度に延長することで対応することが可能です

歯が所定の位置まで完全に移動しない状態で次のマウスピースに進まれると、歯とマウスピースが適合しないため予定通りの移動が行えなくなります。

そのような事態を避けるため、日頃からできる限りマウスピースは長時間使用していただくよう患者様には説明しております。

 

 

計画通りの装着が治療効果を高める

 

インビザライン治療ではマウスピースを装着している時間は、マウスピースから発生する力で歯が所定の場所に移動し続けていますが、マウスピースを外している時間は、歯は少しずつ元々の場所に後戻りしていく性質があります。

そのため、長時間マウスピースを外したままにしておくと、せっかく移動した歯が元の位置に戻ってしまうことでマウスピースと歯の適合が悪くなり予定通りに歯の移動が起こらなくなってしまいます。

インビザラインでは移動計画に合わせたすべてのマウスピースを作ってから治療が開始されます。

ですから、治療の途中で歯とマウスピースの適合が悪くなるとそれ以降のすべてのマウスピースは使用できなくなってしまいます。

そのような事態になった場合には再度治療計画をその時点の状態から立て直して、すべてのマウスピースを再製作することになります。

当院では、そのような場合でも追加の料金はいただきませんが、計画を立案しマウスピースを再制作するには1〜2ヶ月の時間が必要です。

この過程を繰り返すと治療期間はどんどん延長していきますし、患者様本人のモチベーションも下がってしまい、ますますマウスピースを使うのが面倒になってきます。

インビザラインで矯正治療を始めた場合には、1日平均20時間以上のマウスピース使用をめ目指していただき、できるだけ無駄なく短い期間で矯正治療を終えられるよう心がけていただけると我々矯正医としても大変ありがたいです。

 

 

 

 

 

 

院長 久保田 衛

  • 医療法人プライムオルソ 理事長
  • 日本矯正歯科学会 認定医
  • インビザライン公認クリニカルスピーカー
  • カンボジアプティサストラ大学臨床教授

医療法人プライムオルソ くぼた矯正歯科クリニック

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