Dr.ブログ

日本矯正歯科学会in長崎

長崎で開催された日本矯正歯科学会に先週参加して参りました。毎年恒例のこの学会、国内の矯正歯科関連の学会としては最大の学術会議とあって多くの歯科医が集まります。今年は長崎で交通の便が良くないので人が集まらないのではと言われていたわりには多くの矯正医が参加していたように思いました。

IT技術の進化は著しいので、テクノロジーの進歩によって日々の診療に変化をもたらしてくれそうなものがないかを私はいつも学会に行くと探しています。ここ最近の私の興味は矯正治療の相談にこられた患者様に、いろいろなことをより分かりやすく説明するツールです。例えば私の医院では口腔内スキャナーを用いて患者様の歯並びの状況をスキャンし歯並びの状態をパソコンの画面上でお見せしながら説明するだけでなく、矯正治療後の歯並びの状態をシミュレーションしてご覧いただくことでより治療前後の変化をイメージしやすいように心がけております。

 

患者様が知りたいのは単なる歯並びの変化ではなく、矯正治療を行うとどのように顔貌がどのように変化するかということだと思います。患者様によっては口元が外見上どのように変化するのかを知りたいと仰られることがありますが、現在、私の医院では顔貌の変化を説明するツールがありません。ですからここ数年、海外の学会も含めてそういう目的で利用できそうなものがないかを探しておりました。今回の学会では顔面を3次元的に撮影するカメラやアプリなどが数点あり、まだ私が考えている目的には使用できませんが要望も伝えたし、1年くらい経てば使えそうなものが出てきそうな気がします。

できることならしっかりした治療ができるだけでなく、患者様により矯正治療をわかりやすく理解していただけることにも力を注いで行きたいと考えているので、今後楽しみにしていて頂けると幸いです。

 

学会では日頃顔を合わさない方と交友を深めたりみんなで観光に行ったりすることがもう一つの目的というか楽しみでもあります。今回の学会では東北大学矯正科の同門会があり、久しぶりにいろいろな同門の先生方と話をすることができましたし、後輩たちと長崎を堪能しつつ情報交換を行なってきました。

さてもうすぐ12月です。学会で英気を養ったことだし年末までラストスパートで頑張りたいと思います。